市販のカラーで染める理由は何か
市販のカラーは『傷む』『色持ちが悪い』『ムラになる』など想像されるのではないでしょうか。
デメリットがあるにも関わらず手軽にできる為、染めている方も多いと思います。
市販のカラーのメリットはないのか
では市販のカラーの薬剤としてのメリットはないのでしょうか。
例えばカラー独特の臭いが気になる方も多いはず。
市販のカラーを選ぶときは臭いがない物があるので買うならそれが良いと思って買ってしまってはいませんか。
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『臭いがない=良い』ではない事実
臭いがない=良いと思っている方が多いと思いますが、実は髪に良くありません。
美容室のカラーは極力抑えてはありますが臭いはします。それは髪を必要以上に傷めない為の工夫なのです。
臭いがある=揮発性
髪を染めるにはアルカリ剤(アンモニア)を使用します。このアルカリ剤が髪の表面から内部まで浸透して染める働きをしています。
ですが髪が染まれば、できる限りアルカリ剤を髪から排除しなければいけません。髪の中にとどめておくと、髪が傷みます。
美容室のカラーで使用しているアルカリ剤は揮発性です。染まれば臭いとなって髪から抜けていってくれます。
この仕組みがある為、髪は必要以上に傷みません。
アルカリ剤にも種類がある
同じアルカリ剤でも市販のカラーに含まれている物は揮発性ではないアルカリ剤もある為、臭いとなって髪から抜けずに髪内部にとどまってしまいます。
髪は弱酸性でできているのでアルカリ剤が髪にとどまることで、染まった後も傷みが進行していきます。
市販のカラーが傷む理由は良いと思っていた『臭いがない』ことだったのです。
髪をキレイに保ちたい方はやはり信頼できるお店や美容師さんにお任せするのが良いと思います。